PC上でWindows Mobileエミュレータを動かす
PC上でW-ZERO3など「Windows Mobile端末」のエミュレータを動かす方法
[2007/10/08追記]
元の文章を書いた時点では、Windows Mobile5用の話になっていましたので
Windows Mobile6 ProfessionalとWindows Mobile6 Standardを共存させる方法を最後に追記しました
(※)毎回、あちこちのリンクから調べなおすのが面倒になったので、まとめてみました
W-ZERO3などの実機を購入しなくても、WindowsMobileのインターネット接続などを含めた
全機能が(Microsoft純正の)エミュレータで実際に使えるのですが・・・
・・・環境を構築するのが半端でなく大変になります
一度設定できてしまえば後は使うだけになるので、設定方法をまとめてみます
尚参考にさせて頂いたURLは下記になります
尚、下記の手順ではインストールするハードディスク容量が3Gバイト以上と
巨大になりますので、ハードディスクに空きがない環境の場合は試さない方がいいかもしれません
(※)更に、Virtual PC 2007(フリーソフト)とかVisual Studio2005(90日試用版のフリーソフト版でも可)とか
「なんでこんなものまでインストールしないといけないんだ?」と思われそうですが、実際に全部が必須になります
【注意】
インストール容量が巨大になるだけでなく、ActiveSyncなどをインストールしておいて、
WindowsMobile端末の実機を持ってない場合などは、「Windowsを起動する度にダイヤログがでてきてうっとおしい」とか
なりかねませんので、注意が必要です
VM Ware上のWindowsXPなどにインストールするなどが可能であれば、そちらの方が安全かもしれません)
【インストールの手順】
0、WindowsXPの場合はSP2になっている必要があります(Vistaでのインストール状況は未確認です)
マックのようにWindows XPを起動するようにする方法
1、Virtual PC 2007をダウンロード&インストールする
(※)実際には、Virtual PC2007のドライバとして使われている
「Virtual Machine Network Driver for Microsoft Device Emulator」が必要なだけなのですが、
現在は単独ダウンロードはできなくなってる模様です
2、Visual Studio 2005 Professional Edition 90日試用版をダウンロード&インストールする
ここのリンクから、「Visual Studio 2005 Professional Edition 90日試用版」をダウンロードすると
DVDに書き出す為の*.imgファイル(約3Gバイト)がダウンロードできます
これをダウンロードしたら、DVDライティングソフトなどでDVDに焼いて、そこからインストールしてください
(※)やりたい事は、「WindowsMobileエミュレーターを実行したい」というだけなのですが、唯一実現できる方法は
(フリーの試用版を含めて)開発環境としてインストールする方法になります
(英語版のみでいいなら、エミュレータのみをダウンロードする方法もあるのですが、それを日本語化して
問題なくするよりも、素直に開発環境としてインストールする方が遥かに楽な事に途中で気付きました・・・)
3、ActiveSyncをダウンロード&インストールする
4、Windows Mobile 5.0 SKD for Pocket PCをダウンロード&インストールする
5、Localized Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator Imagesをダウンロード&インストールする
(※)4、5については、最新のWindows Mobile6にしたい場合には
から、相当する物に読み替えてください
(私の場合は、WindowsMobile 5.0用に開発したソフトを5.0/6.0両用で動かす必要性からとりあえず
5.0環境をインストールしています・・・あと、ちょっと試した範囲で6.0環境はうまく動かない部分があったかもしれません)
6、Visual Studioを起動します
(※)一回目の起動時に、環境をどうするか?と聞かれるダイヤログが表示されますが
(なんでもいいのですが)「全般的な開発環境」みたいなのを選んでおけばOKです
explorer.exeをXPで実行されません。
7、起動したら、「ツール」/「デバイス エミュレータ マネージャ」メニューを選択します
8、「JPN Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator」(320x240画面)か、もしくは
「JPN Windows Mobile 5.0 Pocket PC VGA Emulator」(640x480画面)のどちらかの項目の上で
マウスを右クリックし、「接続」を選択します
しばらくすると、エミュレータが起動します
9、エミュレータが起動したら、すぐに
「ファイル」/「構成」メニューを選択します
10、「全般」タブで「共有フォルダ」を(デスクトップなどに)設定します
(※)ここで設定したフォルダが、Windows Mobileエミュレータ上から見える様になりますので
PCとエミュレータの間のファイルコピー用に使えるようになります
(ソフトのインストール時などに使います)
11、「ネットワーク」タブで、「NE2000 PCMCIAネットワークアダプタを有効にし、次の項目にバインドする」という
チェックボックスにチェックを付け、「OK」ボタンを押します
12、「ファイル」/「リセット」/「ハード」を選択して、エミュレータをハードウェアリセットします
(※)約1分程度で再起動します
13、「スタート」/「設定」を選択します
14、「接続」タブをクリックし、更に「ネットワークカード」アイコンを
クリックします
15、「インターネット設定」を選択して、更に「NE2000互換イーサネットドライバ」をクリックします
ブートをデュアルする方法、 WinXPおよびWin2000の
16、「IPアドレス」タブにおいて、
「指定したIPアドレスを使用する」を選択した上で、
IPアドレス(各自のルーターの環境によります)/サブネットマスク(これはほぼ必ず255.255.255.0)/
デフォルトゲートウェイ(各自のルーターの環境によります)を設定してください
17、更に「ネームサーバー」タブにて
「プライマリDNS」(各自のルーターの環境によります)を設定し、
最後に画面右上の「OK」ボタンを押します
18、画面中央に「アダプタ」という説明のダイヤログがでますので
それも「OK]ボタンを押して消します
19、更に、一つ前の画面に戻ったら、ここでも画面右上の「OK」ボタンを押します
20、更に一つ前の画面に戻ったら、右上の「X」ボタンを押します
21、(設定は上記で終了です、以下は動作確認です)
22、「スタート」/「Internet Exploler」でInternet Explorerを起動します
23、ここで、「Windows Mobile」のリンクをクリックして、これが表示されれば
インターネット接続が成功しています
(設定が失敗すると、表示に失敗します)
24、上記の設定が成功したら、エミュレータ自体の画面右上にある「X」ボタンを押して
エミュレータを閉じます。この時に
「終了する前にエミュレータの状態を保存しますか?」とダイヤログが表示されますので、
必ず「はい」を選択してください
(そうしないと、せっかくの設定が全部消えてしまいます。2回目以降は保存せずに「いいえ」でも
構いません)
25、PCからエミュレータにインストールCABファイルなどをコピーする場合、
(上記の説明では共有フォルダをデスクトップにしたので)、デスクトップにCABファイルを貼りつけたら
エミュレータ上で「スタート」/「プログラム」/「ファイルエクスプローラ」を起動して、
「マイデバイス」/「Strage Card」フォルダを表示すれば、共有フォルダが見れますので
ここからコピーするなりインストールするなりしてください
追記
上記の説明ではVisual Studioからデバイスエミュレータマネージャを起動しているかと思いますが
これを
c:¥Program Files¥Microsoft Device Emulator¥dvcemumanager.exe
から(ショートカットを作成するなどして)直接起動する様な使い方にすれば
VisualStudio2005の試用期間に関係なく使い続けられると思います
Windows Mobile5/Windows6 Mobile Professional/Windows Mobile Standard環境を共存させる方法
上記のWindows Mobile5用のインストールの後で下記の2手順を踏みます
1、Windows Mobile6 Professional/Standard SDK
(※)ProfessionalとStandardのSDK両方使う場合は両方インストールする必要があります
(2つは別物です)
2、Windows Mobile6 Professional/StandardのJPN用エミュレータを両方インストールします
(※)ProfessionalとStandardのJPNエミュレータを両方インストールします
(2つは別物です)
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